Departure's borderline

フリーランス編集/ライターのいろいろな興味事

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少年が青年に成長し、壮年を迎えるお話 ー『爽年』読了メモ

今年の桜は特に早かったですね。気づいたら葉桜でした。 日本人は本当に桜が好きだと思う。 気象情報で毎日のように開花予想を眺め、三分咲きにでもなろうものなら、お酒を片手に気のしれた人々と外へ繰り出す。卒業式、入学式、入社式…人生の節目にはだいた…

女に振り回される男の類~『水を抱く』読了メモ

『娼年』シリーズに出会って以来、石田衣良先生の恋愛小説ファンです。少し浮世離れした、世界を達観する男性。何かとコンプレックスを抱く女性。生々しい性描写。描かれる繊細な背景。すべてに惚れています。 新潮社から出ているこの『水を抱く』は、『眠れ…

香港旅行に行ってきた

私の勤める会社が変則的な休みを取る会社なので、今週1週間まるまる休みでした。 休みを利用して、大学の友人と香港へ。 実は、すこぶる悩んでいることがあって、ちょうど先週の金曜日に「会社を辞めたい」と上司に電話をしたばかり。収入面の不安、正社員で…

奇数多角関係はどうしても犠牲が出る~『Just Because!』読了メモ

アニメ化されてから、タイトルだけは知っていた『Just Because!』をやっと読み終えました。やっとと言っても読み始めたのは今日なので、実質3時間くらいで読み終えてます。手軽なラノベ感があるのは、やっぱりメディアワークスのいいところ。 Just Because! …

大人の壁

私は22歳、今年23歳になる歳だから、世間一般からみればこの春に就職を迎える年齢にあたります。 様々な事情があって、大学生をしながら正式に会社に勤めていたので、社会人経験(?)は周りの同い年よりは長いはず。よく、自分の肩書を人に説明するとき、 「…

制服のおはなし

www.asahi.com 公立小学校の制服に、アルマーニが使われる話。 これ、いろんな媒体が「制服」と報道しているせいで間違われるけど、「標準服」ですからね。いうなら、買わなくてもいいということ。 それでも、銀座の超有名公立に子供を通わせたがる親からす…

春は桜色、姫は純白。~『キャロリング』を読んだ

クリスマスは過ぎたけど、というよりもう2月だけれど。 有川浩先生の『キャロリング』を読みました。 キャロリング (幻冬舎文庫) 作者: 有川浩 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/12/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 有川浩先生の…

ちょっと前だけど『広辞苑第七版』が出た…『舟を編む』読み直し

2018年1月12日に、実に十年ぶりとなる『広辞苑』の改定版、第七版が出ました。 物書きを生業としている端くれである以上、辞書は生活に欠かせないものです。今は、スマホが発達してしまって、紙の辞書をひくことってあまりないのだけれど、頼まれてエッセイ…

Departure's borderline

文章を書くことを職業にするにあたり、仕事先の上司から「もうちょっと君は文章を書きなさい」と言われてしまった。ライターとか記者とかそういう名の付く仕事を始めてもう2年になるのだけれど(大学生でもあるんだけど!)、ブログってやったことなかったなあ…