私は22歳、今年23歳になる歳だから、世間一般からみればこの春に就職を迎える年齢にあたります。
様々な事情があって、大学生をしながら正式に会社に勤めていたので、社会人経験(?)は周りの同い年よりは長いはず。よく、自分の肩書を人に説明するとき、
「女優さんは、学校に行っていても職業は女優でしょう?私は学校に通っていても職業は会社勤めなの」
と言っていました。間違ってはいない解釈だと思う。
それでも、私の年齢で社会に出ている人というのはほとんどいないわけで、よく会社のオジサマ方にかわいがっていただいています。今の会社は2社目で、前の会社も今の会社も規模はほとんど変わらず、社員300名弱。そのくらいの規模の会社は、みんながみんな顔見知りだし、とてもいい規模感だと思います。
※正式に言うと私は正社員じゃなくて業務委託なのだけど、いろいろ説明がこれもまたややこしい
今日は私を1社目から2社目へと連れてきていただいた恩人と、半年ぶりにお酒を飲みました。もちろん、その方は50代も後半。普通に女子大生をしていたら出会うはずのない境遇の方でした。
歳の離れた方と、お食事なり、お酒なりをご一緒するときに思うのが、やっぱり若い人はいろんな年代の人と話したほうがいいということ。
私は田舎のちいさな町で育ったから、町内のおじいちゃんおばあちゃんたちに可愛がられて成長しました。だからこそ、年上の人に対して物怖じしない性格だと思っています。考えが昭和、とよく友達から言われるように、意外と古い話題にもついていけちゃったりする。
ただ、それが周囲の大人たちにびっくりされる要因でもあります。
「大人慣れしているね」と、10人中10人口をそろえて言う。
なかなか大学生で、22歳という年齢で、ここまで大人に対して物怖じせずに話ができる子はいないよって。
その壁を作っているのは、大人だと思うんです。
大人って、どうしても若い子を”若い子”として見下してしまう。だからこそ、自分たちから知らぬうちに壁を作り、遠ざけてしまう。
壁を壊せるのは、大人じゃなく、若い子だと思うんです。大人たちの懐に、一回転がりこんでしまえば、これ以上ないくらいに大人たちは可愛がってくれるし、かわいがってもらえるのは若いうちだからこそ。
今の若さに、まだ甘えられる時だからこそ、大人と話していきたい。視野を広げていきたい。
そんな若者の意識高いみたいな独り言でした。