Departure's borderline

フリーランス編集/ライターのいろいろな興味事

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人と会う、ということ

昨日のおはなし

昨日、たまたま知り合ってご連絡をいただいた野球ライターさんと会ってきました。

たまたま知り合って、といえど、私は2年程前からそのライターさんの記事をそこそこ読み込んでいたというのが発端。偶然Twitterをフォローしていただき、それに私が返して、少々やりとりした上でとんとん拍子にお会いさせていただけることに。

私の職場の近くに野球酒場が(行ったことなかったけど)あるので、職場ビルで待ち合わせることに。年齢もひと回り以上離れたライターさんでしたが、気さくに話してくださってとても助かりました。こういう方が実力で仕事を掴んでくるんだろうなぁ。

ビールをぐいぐい呷りながら、自分の経歴の話やこれから挑戦していきたいこと、スワローズの話、高校野球の話を、たくさんさせていただきました。少し変わった私の経歴は、人に説明するのが難しいのですが、一つ一つかみ砕いて理解してくださって、「聞くチカラ」もある方だなぁと。

ライターっていう職業に就く人は、話すのは上手なんですけど、聞き上手な人ってあまりいないんですよね笑。

高校野球の話では、このブログを読んで下さっていたらしく、私が2009年夏の大会が好き、ということを知って当時の雑誌を持ってきてくださいました・・・(感動)

当時私は中学生で、田舎に住んでましたから、もちろんそんな雑誌など手に入れているわけがなく。懐かしさとうれしさとで夢中でページをめくってしまいました。

自分は何を書きたいのか

私は、漠然と「ライターとして、編集者として独立する」ことを目標にしているのですが、昨日の何気ない会話の中で、「じゃあライターとして何を書いていきたいの?」と数回聞いて頂きました。

いつもは言葉に詰まらない私が、昨日唯一答えられなかった問いです。なんだろう。私って何が書きたいんだっけ? もちろん野球のことは書いていきたいし、経済状況にも興味がある。現場に足を運ぶ取材も大好き。自分の意見を結構しっかり持ってるから、コラムやエッセイも書きたい。高校野球も好きだし、プロ野球も大好き・・・。

一晩悩んだ今でも、まだ答えが出ません。自分の定義では、25歳までは執行猶予。あと1年、ゆっくり、でもしっかり考えたいです。1年なんてあっという間なんだから。

人と会う、ということ

私がライター業に進んだ最初のきっかけは、大学の授業で、とある出版社の編集長とお会いしたことです。最初は学生アルバイトとして出版業に携わるようになり、やがて執筆にも携わるようになりました。

次の転機は、大学のゼミの友人から「高校時代の先生を紹介したい」と、私の恩人である先生を紹介してもらったこと。つい先日もお会いしてきたのですが、とにかくいろんな分野に顔が広い先生で、その先生の紹介で週刊誌の記者という肩書きをいただきました。

そして、紆余曲折を経て、正社員の編集者として働くこと9か月。

週刊誌の記者をしていた時に、当時とてもお世話になった副編集長に教えられた、「とにかく人と会いなさい、お酒を交わしなさい」ということを実行し続けているからこそ、いまだに新しい気づきがたくさんあるなと思っています。

今、正社員として働くこの編集部に、「人と会う」ことを実行している編集者って、いないと思います。今の会社は、クライアントとのやりとりを、営業がすることをいいことに、「編集営業」としての活動を怠っている人が多すぎるんです。

なぜここまで人付き合いが苦手な人が、編集者を名乗っているんだろうと不思議に思うことも多々あります。視野がどんどん狭くなっていって、井の中の蛙。そんな編集者にはなりたくない。

まだ24歳、新卒で数えるなら2年目で、若いと言ってもらえる年齢です。若さを武器に、これからももっとたくさんの人の話を聞いていきたいなと改めて考えた、昨日の気づきでした。


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とてもいいお店でした。(がらく 恵比寿南店さん)