24年生きてきて、はじめて髪を染めました。今までずっと黒髪を貫いてきたのですが、なんとなく「この人にはなにされてもいいかな(変な意味でなく)」と思える美容師さんに出会えたので。
茶色?アッシュ?そんなんつまらない! やるなら色をちゃんと入れようと思って、ブリーチ3回してクランベリーレッドのインナーカラーを入れてもらいました。右サイドは首をかしげたときにしっかり見えるよう、がっつり2個所。左サイドは髪を耳にかけることが多いので、耳にかけた時だけチラッと見えるように、耳後ろにひとたば。とても気に入ってます。
ヘアサロンに行くと、私は美容師さんと話していたいタイプなので、今回もたくさんお話をしたのですが、その中で「人生ずっと、全盛期でいたい」という話をしてくれました。「なんで自分のピークを決めるんだろう。ピークをずっと保つ努力をしないんだろう。僕は昨日の自分より今日の自分のほうが絶対に腕がいい自信がある」って。
その美容師さんは、(私と似ていて)プライドが高く、負けず嫌いで、仕事は感覚でやるタイプ。いわゆる意識高めの人なのですが、口先だけでなくて腕もたしかなものなので、やはり信頼できる美容師さんです。
たしかにそうなんですよね、なんでピークを決めるんだろう。女性ならば「30歳過ぎればもう賞味期限だよ」なんて嘆く方もいますが、そうじゃないと思うんですよ。その年齢でしかできない色気の出し方だってあるし、若くいたいと思えば努力を重ねればいい。
私なら、一生文章を書いていたいけど、その文章に一生満足したくない。ピアニストがピアノを食べて生きていくなら、私は日本語を食べて生きていけばいい。
なんてかっこいいことを言ってみましたが、実際は過去の栄光にとらわれてばっかりです。過去の実績があるからこそ、今の自分があるのはわかっているのですが、未来の実績も作っていかないと…。この1年、ポートフォリオが空白な気がして。