Departure's borderline

フリーランス編集/ライターのいろいろな興味事

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【30代の定点観測】30歳のこと

2025年7月に30歳を迎えました。

昔、私の中で30歳って絶望だった。でも実際30歳になってみたら、全然平気で、むしろ楽しくて、生きやすい。

 

「これからの10年間、私はどう生きていくんだろう」――。

 

ここで、社会実験的に10年にわたってその日々を残してみたいと思います。年に一度の記録、初回の30歳編。頼んだのは同い年であり、親友兼ビジネスパートナーのライター・紡もえちゃん。彼女になら10年間任せられる。そう思ってお願いしました。

さてさて、いつもインタビューをする側の人間な私ですが、インタビューを受ける私はどんなことを話すのでしょうか。

▲インタビュー当日、ケーキとワインかかえてうっきうきの私

月ごとのトピックス

■1月:父との大喧嘩と、恒例の駅伝鑑賞からスタート

            板橋区吹奏楽団(以下板吹)に入団して7年目に

■2月:板吹のポピュラーコンサート本番

    現在のパートナーとのお付き合いが始まる

■3月:芸術に浸った春。展覧会や映画鑑賞を楽しむ

■4月:愛猫るぅちゃんが3歳に

■5月・6月:板吹の定期演奏会本番

        ダイエットでキュッとスリムに

■7月:30歳のバースデー、自分にICLをプレゼント

■8月:長く仕事をしていた会社との別れ

■9月:マーチング大会のフロアスタッフを経験し、のめり込む

■10月:ピカイチの物件と出会い、同棲に向けて動き出す

■11月・12月:ふたたび、スタッフとしてマーチング大会の舞台へ

         同棲スタート

 

2025年を振り返って

大好きな吹奏楽に、マーチングに、出会いなおした

紡もえ(以下も):記念すべき1回目!よろしくお願いします。今日はお酒飲みながらしゃべってるけど、まおちゃん今年あんまり飲んでなかったんじゃない?

 

山口真央(以下ま):飲んでない!お酒、全然飲めなくなったね~。2021年にコロナに罹って、そこで味覚と嗅覚が全部飛んじゃったのがきっかけ。治ってから、なぜか前に比べてビールがまずく感じるようになって。加齢もあるんだと思うけど、全体の酒量が減って少ない量で満足するようになったな。20代で一生分の酒を飲み切ったんだろうね。昔は毎週の吹奏楽の練習後必ず飲んでたのに、それも減ってきて。すごい変化。

 

も:吹奏楽、毎週末ずーっと続けてるよね。

 

ま:板橋区吹奏楽団ってところで、もうすぐ8年かな、続けてる。2025年も2月、6月とコンサートがあって、夏はコンクールにも出て……吹奏楽漬けだった!しかも板吹とは別で、人生を揺るがす大きな出来事もあって。マーチングと改めて出会いなおしたんですよ。

 

マーチングは、楽器演奏に動きを組み合わせた総合芸術。もともと小中高でガチでやってきて、その後は板吹でプレイヤーとしてやってたんだけど、9月にご縁あって大きな大会のフロアスタッフをやらせてもらえることになって。

 

も:フロアスタッフって?

 

ま:プレイヤーがフロアで演奏し終わった後、次の団体との入れ替えを誘導する人のこと。入れ替え時間1分厳守を支える、大会全体の進行に必要な役割なのね。私はこれまでプレイヤーの経験しかなかったから、初めて大会を運営する側として動いてみて……こんなに大変なんだと思ったし、「私たちってこんなに頑張ってる人たちに支えられてたんだ」って実感して、やりながら感動しちゃった。この感動に人生狂わされたなと思う。思いをもって繋がれてきたものを繋ぎたい、もっとマーチングに没頭したいと思ったんよね。これがきっかけで、板吹を退団することも決めた。

 

も:退団するの!?

 

ま:2026年2月のコンサートを最後に退団して、マーチングに力を入れてる他の団体でプレイヤーとしてやってみることにした。大会運営側の活動も続けながらね。マーチングって、体力的に一生続けられるものじゃないから、その寿命がくるまでに後悔しないくらいやり切りたいと思って。サポートする側として動きながら、プレイヤーとしては全国大会を目指したい。これまで以上に熱くなりそうな予感です。

 

も:8年いた場所を卒業するのか……大きな決断だよね。

▲のわりに、飲むのは好き。いい顔

別れの決断、みえてきた“私の基準”

ま:2025年は仕事でも大きな決断があった。数年間お仕事してた会社さんと、自分からお別れしたんよ。「長くお願いしていただける仕事はできるだけ辞めたくない」っていう思いが強かったけど、自分のためにその葛藤を乗り越えた瞬間があって。人生の中で大切な一歩だったかもしれない。

 

も:何があったの?

 

ま:簡単に言ってしまえば人間関係だったかな。いろんなことが重なって、軋んでる関係性でお仕事を続ける難しさを感じたし、落ち込みもして。気づいたら、検索エンジンで「死にたい」って入力して、方法を調べてた。会社を攻撃しようとか外に向くんじゃなくて、「自分がいなくなりさえすればいい」って内側に向いてた。そんなことをしてる自分に気づいて、辞めた方がいいって腹を決めた。電話口で「辞めます」って伝えて。

 

も:自分の口で、しっかり伝えたんやね。強い決意を感じる。

 

ま:フリーランスって、いつでも辞められる一方でいつまでも続けられる仕事だなと思ってるのね。どんなときに辞めるのか、基準がずっと定まってなかったけど、今回の出来事で初めてそれを言葉にできた気がする。“自分がいなくなればいい”と思ったら、辞める。それがはっきりして、「フリーランスとして働き始めて5年でこんなところまで来られたかあ」ってしみじみしてる。逆に言うと、「30歳になるまで気づかなかったのかあ」と笑っちゃう部分もあるけど(笑)。つらかったけど成長できた。その会社の中で今も繋がってくれてる人には本当に感謝してる。

 

も:まおちゃんが、まおちゃんらしい基準をみつけて、自分自身を守ってくれて私も嬉しい。

▲もえちゃんとドライブに行った先でピザ食べた私。うまいもの、すき

 

パートナーとの出会い、新居との出会い

も:別れの話をしてきたけど、印象的な出会いはあった?

 

ま:1月に今のパートナーと出会った!すっごく私のことを大切にしてくれて、いい意味で放っておいてくれるし構ってくれる人。私のこと超好きなんだなって思う(笑)。私これまで追う恋愛ばっかりしてきたから、「私のこと好きな人っているんだ~!」って最初は内心ドン引きしてた(笑)。「こんなに好きでいてくれる人がいるなら、お付き合いしてみてもいいか」と思って交際スタート。付き合った当時、3か月前に前のパートナーと別れたばっかりで、「もっかい人と付き合うことにチャレンジしてみて、上手くいかなかったら一生独身でいいかな、ねこちゃんいるし!」と思ってたんだけど、想像してたより早く相手が見つかったなあ。その後11月末には同棲スタート。生活も大きく変わった。

 

も:年初に出会った人と、年の終わりに暮らし始めて……急展開よね!二人暮らしはどう?

 

ま:本当に穏やかで、楽!今までめちゃくちゃアップダウンの激しい恋愛だったから初めての感覚。私は「喜!怒!哀!楽!」って感じの人間で、怒りを爆発させることもちょこちょこあるの。でもケンカにならずに、彼が「ごめん、俺が悪かったわ」って言って終わる。感情の起伏が穏やかな人なんよね。私も大人になってきたから、「相手ができないならしょうがない、私がやればいいか」って飲み込めるようになってて、それも相まって穏やかな日々を送ってる。

 

家事の面でもすごく楽。めちゃくちゃやってくれるのよ。何も言わなくても朝の出社前にゴミ捨てと洗濯を済ませるし、私が起きたら「コーヒーかコーンスープどっちがいい?」って聞いてくれる。「今日ちょっと忙しいから床掃除とトイレ掃除お願いできる?」とか言うと、「やっとくよ」ってその場でやってくれる。

 

も:暮らしと思いやりスキルが高すぎる。

 

ま:「なんでそこまでやってくれるん?」って聞いたら、「独り暮らしでやってたことだから」ってさらっと言うからすごいよね……。

 

も:今日はそんなふたりが暮らす新居で話してるけど、広々してて愛猫るぅちゃんも幸せそうね。

 

ま:みつけられて本当にラッキーだった。もともと「いい物件があったら暮らそう」くらいに言ってて、2026年の春くらいを目指してたんだけど、たまたまその日みたSUUMOに「本日新着!」って出てきて。タイプの物件すぎて即内見に行ったら、私の後に5件内見入ってるくらい人気だったの。それを一番手で申し込みできたから、「これを逃したらない!」となって今に至ります。不動前っていう大好きな場所で3回目のお引越し。不動前も6年目?とかかな。今後もここで暮らしていきたい!

 

も:運命的!出会いに別れに怒涛の一年だったね。本当におつかれさま。

▲もえちゃんが撮ってくれた、我が家の愛猫るぅ。あじのあるねこ

 

【執筆後記(紡もえ)】

クリスマスイブ、新居でまったりと行われた第1回目の取材。まおちゃんの人生がゴゴゴッと動いている気配と、大変な毎日の中で確かに自分の核を掴み取っているようすを感じとれてハッピーでした。30代を残す社会実験、2年目も楽しみです。

 

【振り返りを終えて】

聞かれるって、何答えたらいいのかわからなくなる~!いつも聞いて文字に残す仕事をしているわりに、自分のことをちゃんと振り返ることって今までなかったのかもと反省しました。10年間完走してみせるぜ。