Departure's borderline

フリーランス編集/ライターのいろいろな興味事

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30歳のICL体験記(病院選び~術後1週間まで)

2025年夏、ICL手術をしました。見えないものを見ようとして~♪

ICLするんだ~!と言うと、結構な数の方から「教えてほしい……」と言われました。意外とみんな興味あるんだねぇ。時系列でログを残しておこうと思います。

前提として……
・私はフリーランスのため、仕事に融通がききやすい(平日に受診・手術をするつもりでいた)
という部分のみご承知おきください。

 

そもそもなぜ私がICLを受けようと思ったのか

「目が悪いからです」と言ったらそれまでなのですが、私は小学校1年生からメガネっ子です。最初は弱い近視だけだったのが、どんどん強度近視になり、乱視も入り……。中学に入るころには、朝イチでコンタクトを入れ、寝る前に外すという生活でした(当時両目0.06程度でした)。

30歳を迎えた今年、毎年フンパツしている自分への誕生日プレゼントを何にするか考えたときに思いついたのがICL。調べてみたら今後コンタクトレンズを買わなくていいなら、7年くらいで元がとれるという。ドライアイや花粉症時にコンタクトが入れられないわずらわしさ、メガネはレンズが分厚くて頭が痛くなっちゃうという部分に悩んでいたこともあって、「やっちゃお!」という軽い気持ちで病院探しを始めました。

 

7月はじめ:病院探し

7月頭には病院を探し始めました。ICLのレンズは海外からの取り寄せが多く、受注生産であれば初診から手術までのレンズ待ちに3か月ほどの時間がかかるとのこと。私の強度近視・乱視のレンズの在庫があるとも思えず、「年内に目が良くなればいいか」という気持ちでいました(これは後ほど書きますが誤算でした)。

結果、自宅からのアクセスがよく、最寄り駅からも徒歩5分という利便性で「新宿近視クリニック(湘南美容外科系列)」さんに決定。スタッフさん・先生含めすごく丁寧なクリニックで、私は満足度高いです。

初回の予約はWEB完結。私は平日のほうが時間が取れることもあり、予約はスムーズに第一希望が通りました。「この日に適応検査をする」とのことで、検査1週間前からコンタクトは入れず、メガネ生活をするよう指示がありました。

 

7月なかば:適応検査

正直……この適応検査までの1週間のメガネ生活が一番の苦痛でした。私、メガネはコンタクトを外してから寝るまでのわずかな時間しか使わないんですね。なので度数も弱めに作っていたし、メガネだと目線を上下左右に寄せるとメガネフレームからアウトして、見えなくなる不便さが嫌いでした。もちろんブ厚いレンズのおかげで目が小さく見えるのもヤダ。仕事を調整し、この1週間は外仕事をなくして自宅でできる仕事を中心に行いました(メガネに抵抗ない方は調整しなくとも全然大丈夫だと思います)。

長すぎた1週間をようやく乗り越え、適応検査へ。クリニックの受付の方が優しく丁寧&クリニックがめちゃくちゃキレイで、なんとなくほっとしました。

適応検査の内容

適応検査はいつも眼科でやる検査をもっと精密にしたバージョン。おなじみの「気球を見る機械」「空気が噴き出てくる機械」はもちろん、乱視の角度を測ったり、とにかくたくさんの機械で計測をしました。しかも1回ではなく、数値が安定するまで何度も。「丁寧だな~」と感心しました。

その後視力検査。検査用レンズを入れたメガネでランドルト管(Cのやつ)を見る検査を、微調整をしながらひたすらやっていく。自分の目に埋め込むレンズの度数を決めるのだから当たり前だけど、なかなか時間はかかりましたね(笑)。

検査の結果、私の裸眼は0.01ほど。ほぼ見えてないやないかい。
ですがICLで1.0~最大で1.5くらいまで戻ると言われ、つい「わぁ!」と声が出ました。

その後は瞳孔を開く目薬をして30分ほど待合で待機。スマホ見るにもまぶしいし、30分は何もせず目をつぶって待ってました。

瞳孔が開ききったところで医師の診察が入ります。そこで

  • わたしの視力だとむしろレーシックができない(目が悪すぎて角膜削っても視力が出ない)
  • ドライアイは直らない
  • 強度乱視なので、目の中でレンズが回ってしまうと見え方が変わる可能性

などのお話をしていただきました。
先生もめっちゃ丁寧で、やさしい感じの方。安心感がありました。

検査後のこと

診察が終わってほっとしたところで、個室に移って料金や細かな説明があります。受付スタッフさんが対応してくださったのですが、そのスタッフさんも数年前にICLをしたとのこと。めっちゃ気さくに「なんでも聞いてください!」と言ってくれて、めちゃくちゃ好感でした。
この担当さんがその後のお電話対応などもすべてしてくれうれしかったです。

料金は強度近視価格と乱視の全部モリモリで65万円ほど。当日はレンズ代20万円を支払えばすぐ発注をかけられるとのことでしたが、どうせやると決めていたので65万円クレカで切りました(クレカの残高確認忘れずに)。

ICLレンズは

  • 国内在庫あり(2週間ほどで手術できる)
  • 海外在庫あり(1か月ほどで手術できる)
  • 海外生産する(3か月ほどかかる)

の3択になり、これは検査日の翌日~3日後に電話しますとのこと。
ほかにも不安な部分はなんでも聞いて、スタッフさんがにこやかに解消してくれるので安心してクリニックを後にしました。

 

適応検査の2日後

適応検査をした2日後、クリニックから電話が。
「レンズが海外在庫がありまして、1か月後の8月〇日から手術ができます!」
とのこと。
私の度数はなかなか強いので、3か月待ち覚悟だったところをまさかの1か月でできてしまうとは!うれしい誤算でした。手術日とその翌日は仕事ができないとのことだったので、仕事の調整がしやすい8月下旬の月曜日を手術日に。翌日検査の予約と、1週間後検査の予約までこの電話で取らせてくれました。あとは待つだけ!!

 

8月下旬:手術4日前~前日

手術4日前からは1日4回の点眼がスタート。朝・昼・夕・寝る前の4回で、朝と寝る前はコンタクトを外して点眼してほしいとのこと。私はもともとドライアイで、頻繁に目薬をするのでまったく不便さはなく、忘れてしまうということはありませんでした。

コンタクトは前日まで入れてOKとのことで、私はきっかり前日までコンタクト装着。むしろ「これで最後か…」という名残惜しさを感じました(笑)。

 

8月下旬:手術当日

当日は朝起きて一番にシャワー。洗髪含め、この先は1週間ほど制限がかかるので、しっかり頭からシャワーをかぶりました。当日は日焼け止めもメイクも禁止。すっぴんでクリニックへ向かいます。この日はメガネ。「最後のメガネだ~」となんとなく感慨深い。

術前のいろいろ

クリニック到着が11時。その後受付で今日の流れを説明してもらい、すぐ瞳孔を開く点眼。待合で40分ほど待機して、手術室横にあるリラックスルームのような場所へ(待合ではスマホも本もNGというほかのnoteも読みましたが、私はこの40分間スマホ・待合のテレビ等はOKでした。でも瞳孔開いてるので途中で見たくなくなった)。フカフカのソファとカーテンで区切られた薄暗い部屋……リラックスできそうな場所に対して、緊張してきました。

ここで瞳孔を開く点眼、麻酔の点眼、消毒?の点眼、充血を抑える点眼など……計10回くらいの点眼を数分おきにボタボタとしてもらう。合間には術後すぐから始まる点眼と内服薬の説明がありました。説明のあとは「もうメガネは使わないのでお預かりします!」と。長年私の目を支えてくれてありがとうメガネ……。

30分ほどかけて全部の点眼を終えると、医師の診察。目を見ながら医療用ペンで眼球にマーキングされるというおそらく今後ないだろう経験をしました。眼球にペン先が迫ってくる感じ、やや怖さはあるものの、麻酔がしっかり効いていて、触られている感触はありましたが痛みはゼロ。その後すぐ手術室へ案内されました。

手術中

まずは右目から。右目まぶた全体に消毒液をドバドバかけられ、途中目を開けるように指示がありました。しみたりはなかったですが、ドバドバの消毒液の中で目を開けるのはまぁまぁ怖かった。ここが緊張のマックスでした。

その後右目部分だけに穴が開いている布をかけられ、目を開いた状態で固定。まばたきしたいのにできない感覚。怖い怖い怖い怖い。私は緊張で過呼吸になりやすく、ちょっと意識が遠のきかけたのですが、看護師さんが「私ここにいますよ~!一緒に頑張りましょうね~!」とたくさん声をかけてくれました。新宿近視クリニックの看護師さん、全員天使に見えた。

顕微鏡で手術をするとのことで、顕微鏡から見える2つのまぶしい光を見つめます。まぶしいけど、まぁ耐え……。その直後、麻酔が点眼?ドバドバ?されたのですが、これだけややしみました。「ビクッ」としてしまった。

「痛みはない」と聞いていたものの、私は

  • 麻酔がかけられる瞬間のしみる感じ
  • 眼球が押される感じ(レンズが入る瞬間だったっぽい)
  • 目の中でレンズがクルクル回る感じ

の3点は「ちょっとしんどい」と思いました。やや痛いというか、重いというか……。急に目の前が真っ暗になったり、2つの光が5つに分散するように見えたり。あと目の端のほうでメスとかがチラつくのはやっぱり恐怖でした。

とはいえ、体感右目は5分で終了。左目は同じことをやるだけなので、少し慣れ、比較的ドキドキは少なく落ち着いて受けられました。なんなら顔にかけられた布をはがすとき(テープかのりかで顔に貼られていました)が一番痛かったまである。体感の手術時間は両目で10分くらいだったと思います。

術後・クリニック出発まで

「終わりましたよ~」と声を掛けられ、ゆっくり目を開けて手術台……もとい手術椅子から立ち上がる……。かすんではいるけど、裸眼で見えている!と感動しました。そのまますぐリラックスルームに戻り、10分ほど安静に。ほかのクリニックで受けられた方の中には、2時間ほど休まれた方もいるそうで……!新宿近視クリニックさんのスピード感、ありがたい。

10分ほどして目を再び開けると、もうだいぶ見えてました。すごいな。これなら裸眼で一人で帰れそう……。と明るい待合に戻ると、「ハローグレア現象」が。電球の周りに光のわっかができるんですね。キラッキラで、万華鏡の中にいるみたいでした。これは数日~数か月で落ち着くと聞いていたので、覚悟はしていましたが、思ったよりビカビカだった。

その後また医師の診察を受け、問題ないとのことで帰宅。受付で保護メガネ(花粉症メガネみたいなやつ)を受け取り、装着してクリニックを後にしました。この時が13時頃。クリニック到着から約2時間で帰宅できました

帰り道

私が手術を受けたのはピーカン真っ青な空の日で、クリニックを出た瞬間「マズい」と思いました。外がまぶしすぎる。目があけられない……。日傘を深めにさして、足早に新宿駅へ。こんな時にクリニックと駅が近くて良かった……。

電車の中も私はなかなか目が空けられず、できるだけ目を閉じて過ごしました。ひとりでは帰れなくないけど、付き添いの方がいたらそれはそれで安心かもしれません。

帰宅後

帰宅後は家のカーテンをまず全部ひきました。まぶしい。光が目に染みる感じがする……。スマホもテレビも「目が疲れない程度ならOK」とのことでしたが、もうそんな気も起きず……。ひとまず遅めの昼ごはんを食べ、点眼と内服をしてベッドへ。この頃から麻酔が切れてきた感覚があり、頭痛に似たような目の重さがずっとありました。

手術に緊張していたこともあって、その後すぐに寝落ち。3時間ほどお昼寝をしました。だいぶ疲れてたんだなぁ。次に目を覚ましたのは夕方でしたが、このころからすでに右目に関してはクリアに見え始めていました。残念ながら左目は白っぽく見える感じがあり、あまり良好とはいえない状態。ハローグレアがすごく、当日はシーリングもつけず、間接照明だけで過ごすことに。この頃鏡を見てみると、黒目の上側に血がにじむような箇所が。ここでやっと、目の上部を切開したんだ~とわかりました。瞼をカッと開かなければわからないので、外に出てもグロさは気づかれません。

夜もひたすらぼーっと天井を見ながら、ラジオを流して気を紛らわす。スマホもほとんど見る気になれなかったので、うつらうつらしながら過ごしました。ちなみにこの日の点眼は左目だけしみた。「ウッ」とするほどのしみ加減で、点眼するのに覚悟がいりました。早々に就寝。おやすみなさい。

8月下旬:手術翌日

翌日、目を覚ますと……うおお、よく見える!特に右目、すごくよく見えました。世界が変わった感覚というか……いや感動しましたね。今まで見えなかった細かい文字も右目はバッチリ見える。泣くかと思いました。残念ながら左目はそこまでの感動はありませんでしたが、それも数日で視力が出てきそうと楽しみになりました。

翌日検査へ

この日は午前中に翌日検査が入っていました。頻繁に通うわけだし、やっぱり新宿にしてよかった。人は多いけど。

当日は10時にクリニック着。機械を使っての視力検査・眼圧検査と、ランドルト管の視力検査。左目は視力が出ていないのでは……と心配していたのですが、両目1.5見えていました!!! 特に右目は1.5以上ありそう。だって一番小さい「c」が見えたもん!!!!普通に感動しました。泣きそう。裸眼だよ私~。その後医師(執刀医の方でした!)の診察を受けて、問題ないとのことで帰宅。この日はクリニック滞在時間30分もかからなかったんじゃないかな。

帰宅後

この日までは仕事はお休みすることを推奨……と聞いていたのですが、目も結構調子よくなり、お昼過ぎからPCを起動して仕事をしていました。たまっていたチャット等もあったので返したくて。

……2時間ほど仕事をしていると、左目がうずくような「バクバク」とした痛みが。ウッ……俺の左目に宿りし竜が!!!!……んなわけなく、普通に眼精疲労っぽかったです。これがやっかいで、頭痛薬を飲んでも全然効かない。これはPCのせいだと思い、早々に仕事は切り上げて部屋を暗くし、横になりました。しばらくするとよくなったので、やっぱり原因はPCっぽい。調子に乗ったなと反省しました。

この日は前日同様、スマホもほどほどに早々に眠りにつきました。

 

手術後3日目~6日目

多少の制約はありましたが、かねがね普通の生活を送れるように。やはり朝起きてくっきりとした世界を見られるのは感動が大きかったです。

この1週間の制約は以下の通り

  • 洗顔NG(メイク落としシートに洗顔機能がついたものを使ってました)
  • 洗髪NG(上を向いてシャワーヘッドを頭に押付けて.…と工夫すればOK)
  • アイメイクNG
  • 運動と飲酒NG
  • 市販点眼薬NG
  • 外出時保護メガネ必須(途中からサングラスにしてました)

私は普段から化粧が薄いので、そこまで不便に感じることもなく。唯一厳しかったのは市販点眼薬でしょうか。PCをしているとやはりドライアイが気になってしまい.…1日4回のICL後点眼が楽しみでした(笑)。

夜のハローグレアはまだ慣れないですね、夜道を歩いていると街灯がキラッキラ。これは数ヶ月かけて慣れるものなのでしゃーない。

術後3日目からは普通に仕事をしていました。取材にも出かけたし、PCもスマホもいつも通り。目が良くなると、画面から目を離しても全然大丈夫なんですね.…自然と姿勢が良くなるのがうれしかったです。

 

9月あたま:1週間後検診

この日は1週間後検診へクリニックに。15時の予約かつ、この日は瞳孔を広げるとのことだったので、仕事は午前中に終わらせました

クリニック到着後すぐ視力検査。やはり両目1.5見えていました..…ほんとうれしい。その後瞳孔を開く目薬をして、医師の診察。私は強度乱視なので、目の中でレンズが回ってしまうと乱視の角度が出てしまい、見えにくくなるおそれがあったのですが……こちらもクリアでした。

これを境に、

  • 防護メガネ
  • 洗髪洗顔
  • 市販目薬
  • アイメイク

など、日常生活がほぼ取り戻せました!!唯一のNGは「まつげパーマ」「まつげ美容液」。こちらは1カ月検診終わりまでNGとのことですが……まぁ許容範囲でしょう。

 

まとめ:ICLから1週間たって

心の底からやってよかったです!! 歯列矯正(小学生の時にやってました。親ありがとう)に次いでお高い自己投資でしたが、世界が違いすぎて、本当に踏み切って正解でした。

手術は多少怖さもあるし、前後の制約はやっぱりイライラする部分もあったけど、そんなの忘れるくらいの感動です。迷っている人がいたら全力で背中を押したいです。

私のお知り合いの方には新宿近視クリニックのご紹介でちょっとお安くなるらしい。ぜひ声かけてください(笑)。