Departure's borderline

フリーランス編集/ライターのいろいろな興味事

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頼むからNHK朝の連続テレビ小説『エール』を見てくれ

 

 

今季のNHK朝の連続テレビ小説『エール』。

初回からインパクトたっぷりで、「え?朝ドラ?」と思わせる演出を詰め込んだ今作。今後が楽しみでなりません。

www.nhk.or.jp

 

『エール』は大正~昭和時代を舞台に、老舗呉服屋の長男である古山裕一とその妻で歌手の関内音を主人公に据えた物語。物語自体はフィクションですが、古山裕一は「古関裕而」、関内音は「内山金子」というそれぞれ実在の人物をモデルにしています。

 

古関裕而」と聞いてピンと来る野球ファンは少なくないはず。以下、代表曲を列挙します。
巨人軍の歌闘魂こめて)」
「大阪(阪神)タイガースの歌(六甲おろし)」
「ドラゴンズの歌(青雲たかく)」←初代球団歌ですね!
栄冠は君に輝く
「紺碧の空(早稲田大学)」
「我ぞ覇者(慶應義塾大学)」
「あゝ中央の若き日に(中央大学)」
「カレッジソング(東京農業大学)」

知ってる!!!ってなった曲…さすがに1曲はありますね?今もなお歌い継がれる名曲を書いたその人こそ、古関裕而なのです。

 

朝ドラはあまり見ない(というか一人暮らしの我が家にテレビがない)ので、『エール』は実家で録りため、帰省時にイッキ見するという方式を採るつもりですが、それでも今作は私の推しすぎる。推しに推しまくって全てが尊い

リアタイできない私の代わりに是非見て下さい。

 

 

  1. キャストが推し
  2. テーマが推し
  3. 見てるだけで全てが推し

 

 

1.キャストが推し

最初に謝りたい。これは完全に私の趣味である。

まず、主人公が窪田正孝。私、俳優で一番すきなのが窪田くんなんです。ガリガリに見えて脱いだらしっかり鍛えてるところとか、車好きなところとか、お芝居も上手で顔もタイプ…。あっ、窪田正孝に似てる独身男性いたら是非紹介してくださいね!!!

 

それが…音楽家の役ですよ…そりゃあ私の大好物なわけです。音楽に理解がある男性ってやっぱり魅力的に映るものですよ。残念なのは、古関は楽器を一切使わず、自分の頭の中のみで作曲をしていたということ。窪田くんのピアノシーンは見れない可能性があります。うーん。ともかく、音楽ができる独身男性いたら是非紹介してくださいね!!!

 

ヒロインには二階堂ふみ(これも推し)、そのほか、音楽を題材とする作品なだけあって、薬師丸ひろ子森山直太朗、山﨑育三郎、柴咲コウと音楽業界でも活躍するキャストが勢揃いしています。山﨑育三郎は生歌シーン、もちろんあるでしょう。期待でしかない~~~期待~~~~。

 

 

2.テーマが推し

もちろん題材は「音楽」ですが、タイトルにもあるように「音楽のチカラは人々の支えになる」がテーマです。古関の音楽には応援歌が多くありますし、音楽が人々の背中を押し、明るい未来へとつなげていく、といったストーリーになっていくと思われます。

 

また、古関の音楽のもう一つの特徴として、軍歌や戦時歌謡が多いことが挙げられます。「愛国の花」などがその例で、この曲を以て戦地に送られた軍人も当時は多くいました。古関は、亡くなる直前まで「自分の曲で送られ、死んでいった人への自責絶えん」と言い続けています。

 

戦後、「長崎の鐘」や「東京オリンピックマーチ」など、復興へ向けた明るい曲が多くなって行くワケですが、このタイミングで『エール』が制作・放送されることへの意味を強く感じました。

 

元はといえば、2020東京オリンピックの連動として企画されたはずですが、これは来年の開催へ、そのほかまだ開催の光が見えないプロ野球を初めとした日本を元気づける朝ドラになるかもしれません。構成作家さんがんばれ。

 

 

3.見てるだけで全てが推し

と、つらつらマジメな事を書いてみましたが、結論音楽はすごいぞ!!!音楽のチカラって本当に強いんだぞ!!!明るいんだぞ!!!ってことが言いたかった。

私も音楽に小さい頃から親しみ、今も楽器を続けていますし、教える立場になったり応援する立場になったり、私と音楽は切っても切れない関係にあります。何も考えずに見る番組ではなく、1話1話の意味をしっかり考えながら、半年間追っていきたいと思います。

 

初回放送、会社にめっちゃ早く来て休憩室で見たくらいには楽しみな番組です。野球ファンにもきっと楽しめる音楽が盛りだくさんですよ。

 

 

【追記】

公式発表ありました。泣きそうだけど、これも前に進んでいくしかない。