Departure's borderline

フリーランス編集/ライターのいろいろな興味事

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ひとり暮らしのおはなし

ひとり暮らしを再開して、もうすぐ2か月になります。

 

私の実家は一応関東にありまして、東京の大学は電車で通えないわけではありませんでした。

ただ、片道2時間ちょっとの電車通学は、こう見えて病気がちな私には耐えられるとも思えず。高校卒業を控え、東京の大学への進学が確定した頃、「身体が弱いからこそ、実家から通いなさい」と大反対する両親をなんとか説得し、東京(正しくは神奈川県横浜市)でひとり暮らしを始めました。

 

最初に住んだおうちは、横浜の高級住宅街にある、キレイでこぢんまりとしたワンルームアパートでした。床が白木材で暖かみがあり、角部屋で、台形の間取りが特徴的な「女の子のひとり暮らし」というにぴったりなお部屋で、私もとても気に入っていました。

ミニキッチンがついていて、土曜日の昼下がりにパンケーキを作るにはぴったりのキッチンでした。高校時代から付き合っていた彼氏と同棲をしていたのも、この部屋です。少し大学やアルバイト先からは遠かったこともあり、1年8か月で引っ越すこととなります。

 

2件目に選んだおうちは、ディズニーランドに自転車で行けるマンション。またしても都内に住むことはなく、千葉県浦安市に移り住みました。ワンルームではなく、独立したキッチンがほしいと思い、1Kの間取りを選び、キッチンも2口コンロのシステムキッチンに。とにかく部屋と収納が広く、荷物がどうしても多い私にはぴったりのお部屋でした。

浦安市を選んだのは理由がいくつかあるのですが、高齢で子どもの居ない大叔父・大叔母夫婦が住んでおり、少し気になっていたことが一番大きいです。実際、私が浦安にいる間、大叔父が亡くなり、葬儀等の手続きは私が全て行いました。

他にも、アルバイト先(浦安市日本橋)が近かったことや、大学時代のひとり暮らしをする友人が軒並み浦安市に住んでいたこともあって、浦安市には大学卒業(半年留年しているので、4年半大学生しています)までの2年10か月暮らしました。

 

ここから、少し慌ただしくなるのですが。

地元に就職を控えた私は、持っていた家具・家電を全て手放し、実家に帰ってきました。愛着のあった家具・家電がトラックに積まれて持って行かれる時、とても辛かったことを思い出します。

ひとり暮らし先から持ち帰ってきたのは、大量の本だけ。本だけは、どうしても捨てたり、売る気にはなれませんでした。

そして1か月半後、まさかの会社倒産。東京に戻る決心をします。

 

会社が倒産してからの私は、とても行動力があったと思います。なんせ、家具家電は手放してしまった状態。会社は入社1ヶ月半で倒産だったので、お給料もほぼ手元にありません。東京で、格安で住める家具付きのマンスリーマンション(シェアハウス)を見つけ、内見もロクにせずに入居。転職活動を始めました。

幸いなことに、1か月程度で良い会社に巡り会え、収入も安定。ポテンシャルを評価していただき、少し高めのお給料をいただけることになったのをきっかけとして、今のお部屋に移り住んできました。

 

今のお部屋は、初めての「ちょっと奮発した」マンション。新築・オートロックで、広さも十分あり、独立洗面台や2口コンロも揃っています。大好きなクルマも、ありがたいことに持ってくることができました。

できるだけ長く住みたいと思えるおうちです。

 

親元を離れて、もうすぐ6年になるんだなあと思うとちょっと感慨深いですね。ただ、6年のひとり暮らしで、5回の引っ越しをしているので・・・それもそれでなんというか笑。引っ越し貧乏とは私のこと。

今の家ではしばらく落ち着いて、いろんな経験をしていきたいですね。目標4年。つまり27歳まで結婚できないに1票。